岡村胃腸クリニック

岡村胃腸クリニックは、胃・大腸内視鏡検査の専門的な消化器クリニックとして皆様に高度な消化器医療をご提供致します。


クリニックガイド

クリニックのご案内 群馬県高崎市東町28-1 電話027-310-1211

順天堂大学医学部付属 順天堂医院

 


 


大腸がんについて教えてください

近年、大腸がんは増えてきています。 現在、女性の死亡原因の1位は大腸がんです。
早期の大腸がんは自覚症状がでにくいことから、検査をしないと進行した状態で発見されることが珍しくありません。
腹痛、下痢、便秘、血便等の症状のある方は大腸の検査を受けることをお勧めします。しかし、大腸がんは決して危険ながんではありません。早期で見つかれば内視鏡で治療することも可能です。また、検査時に発見される大腸腺腫といわれるポリープは、放置するとがん化する可能性が高いので内視鏡的に切除することをお勧めいたします。


大腸がんの便潜血検査について教えてください
現在、大腸がんのスクリーニング検査として免疫的便潜血反応検査が広く普及しております。便を検査に出して潜血が認められれば精密検査を行うものです。一般的にこの検査が陽性でも、大腸がんの存在する可能性は4%前後ですのであまり心配なさらないでください。
しかし、ポリープや他の病気等の可能性はありますので、必ず大腸内視鏡検査を受けることをお勧めいたしします。

大腸ポリープについて教えてください。
大腸のポリープは大きく分けて2種類あります。
一つは腺腫という腫瘍性のポリープです。
これは良性のポリープですが、放置するとその一部ががん化する可能性があるため、基本的には内視鏡的に切除いたします。線種性のポリープの中でも陷凹したポリープは、小さくてもがんであることがあるため注意が必要です。
もう一つは過形成性ポリープという非腫瘍性のポリープです。これはほとんどがん化しないため切除の対象にはなりません。
当クリニックではハイビジョン対応の高画質スコープとNBI拡大システムを使って切除が必要なポリープ(腫瘍性ポリープ)かどうか診断し、必要な場合はその場で切除いたします。

大腸がんの内視鏡治療について教えてください。
大腸がんであっても腸の壁の粘膜下層という層の上1/3位までの浸潤にとどまるものであれば、リンパ節転移がほとんどないため内視鏡での切除が可能です。早期がんであっても粘膜下層の深い層まで浸潤してしまうと、リンパ節転移の可能性がでてくるため外科的切除が必要となります。

大腸内視鏡検査はいくらかかりますか?
大腸内視鏡検査は、保険診療3割負担の方で観察のみの場合約5,000円、組織検査を行った場合約1万円、 ポリープを切除した場合は約2万円の自己負担金がかかります。

内視鏡の消毒はどうしているのですか?

当クリニックでは、内視鏡は患者様ごとに1本ずつ消毒しています。
消毒は日本消化器内視鏡学会のガイドラインに基づいて行っておりますのでご安心ください。

大腸内視鏡は痛くて苦しいと聞きましたがどうですか?
内視鏡で腸が伸びたり、空気が入りすぎると痛みが起こります。
当クリニックでは空気と比べ、腸管に吸収されやすい炭酸ガスを用いて検査を行っています。さらに、内視鏡の先端に透明フードを装着することにより、炭酸ガスの注入量を極端に少なくして腸を伸ばさずに内視鏡を挿入します。
さらに、検査が楽に受けられるように軽い鎮痛剤を使用して検査を行いますので、安心して検査をお受けください。

ピロリ菌とはどのようなものですか?

胃の中に住みついている細菌で、以前は、日本人の感染率は非常に高いと言われていましたが、最近は徐々に感染率は低下してきています。
ピロリ菌が産生するアンモニアやたんぱく質により胃の粘膜を傷害し、長期的には慢性胃炎を引き起こし、胃潰瘍や胃がんになりやすくなると考えられています。統計的には胃がん患者の99.5%はピロリ菌が関与していると言われています。
ピロリ菌感染のある方は、ピロリ菌の除菌治療をお勧めいたします。

2013年2月より潰瘍のない方でもピロリ菌の除菌が保険適応になりました。
除菌の方法は、抗潰瘍薬と2種類の抗生物質を1週間飲んでいただきます。成功率は色々な報告がありますが、初回除菌で約70%位です。除菌できたかどうかの判定は6〜8週間後に行います。
初回の除菌治療がうまくいかなかった場合は抗生物質の種類を変えて、再除菌という方法が保険適応になっています。再除菌の成功率は約95%位です。


最近胸焼けがひどいのですが?

胃液には胃酸が含まれておりそのpH は1.0〜1.5と非常に強い酸性を示します。
食道の中はpH7.0と中性に保たれていますが、胃とは違って胃酸を防御する構造・働きがないため胃酸が逆流すると炎症を起こしやすくなります。
食道と胃の間には逆流防止機能があり普段は逆流を防いでいるのですが、脂肪分の多い食事、高齢、肥満や妊娠などで食道の入り口がゆるくなり逆流しやすくなります。
逆流性食道炎の診断には内視鏡検査が欠かせません。
治療としては酸の分泌を抑える薬、、酸を中和する薬、胃の排出能を高める薬などを症状により内服します。







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